大豆のハナシ

日本に生まれてよかったなと思うこと。それは、「大豆」があることです!!
大豆。あんまり美味しそうには見えないですよねえ。節分では鬼に投げつけるんですよ。食べ物として認識されてないんじゃないの、美味しくないしな〜。なんて、子供の頃は思っていましたが大間違いです。大豆は日本食の屋台骨を支えています。大豆がないとお味噌も醤油もつくれない、しかも、私の大好きなお豆腐が作れないんです。

大豆から作られる食べ物は、黒豆、もやし、枝豆、納豆、きな粉、醤油、味噌、豆乳、おから、お豆腐、油揚げ、厚揚げ、大豆粕、大豆油。普段大豆と認識していないものも多いかもしれません。黒豆は黒大豆、もやしは大豆を暗いところで発芽させたもの、枝豆は完熟する前に収穫して茹でたもの。きなこは、大豆を煎って粉にしたものです。蒸した大豆を麹菌と耐塩性酵母で発酵させると醬油・味噌、また蒸した大豆を納豆菌で発酵させると納豆、と、日本では大豆の加工方法は多岐に渡ります。パッと出てくるだけでもこれだけありますが、農林水産省のHPに一覧にした画像が載っていたので、是非見てみてください。
農林水産省 大豆の豆知識 Q26
日本の大豆の歴史はなんと縄文時代から。醤油の醸造技術ができたのは奈良時代だったそうな。

醤油の話で思い出したのですが、隠し味として醤油を入れるカクテルをご存知ですか?「レッド・スナッパー」というカクテルで、「ブラッディ・マリー」(ウォッカ、トマトジュース)に燻し醤油をたらしたカクテル。美味しいのかな…。とは思いつつも、醤油ってカクテルにも使うんだ…!と眼からウロコでした。夜中にたまたまテレビを付けたらやっていたドラマで見たんですが、他にも聞いたことのないカクテルを紹介しつつ、お客さんの人生にうまく絡めた人間ドラマになっていて、ついつい全話見てしまいました。ドラマとしても面白かった。
テレビ大阪 まどろみバーメイド
残念ながら放送はもう終了してしまったんですが、原作は漫画なのでそちらも是非。カクテルに興味のある人は楽しく読めると思います。次のサイトは、漫画の見どころも含めてあらすじを紹介してくれています。
Manga-Zuke まどろみバーメイド

さて大豆の話に戻りますが、畑の肉と言われるとおり、植物の中では唯一、お肉に匹敵するだけのタンパク質を含んでいます。それだけタンパク質を摂取できる食品は大豆以外にないので、菜食主義の人たちに重宝されるそう。お肉と比べるとマメの割にはやるな。と考えてしまいますが、大豆は単なるお肉の代用品ではありません。必須アミノ酸9種類を含め、人間が必要とするアミノ酸20種類すべてを含む、すごいタンパク源なのです。

女性の皆さんならご存知かと思いますが、豆乳イソフラボン洗顔なんてのも流行りましたよね。イソフラボンは女性ホルモンと似たような働きを持っているとして美肌、新陳代謝にも効果があります。こんなに万能に思える大豆ですが、日本や中国といった東アジア以外では、中世あたりまで全く注目されていなかったそうです。日本だからこんなに発展したんでしょうね。日本に生まれてよかった!

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