冬に食べたい野菜といえば

冬に食べたい野菜といえば、私は迷わず「かぶ」と答えます。素朴な甘さがあるのに透き通ったシンプルな味がする、かぶがとっても好き。かぶって家庭ではあまり使わないんでしょうか?母はかぶより大根派だったようで、私は子供のころにかぶを食べた記憶があまりないのですが、外食するようになってからフレンチやイタリアンの付け合わせでよく見かけるなという印象です。あっさりしていて味にクセがないから、肉や魚といったメイン、どんな味付けにも合わせやすいのでしょう。煮る、蒸す、炒める、生で食べる、どれも美味しくいただけますから、かぶは万能なのです。大根より甘いですしね。

しかも葉っぱも美味しいんですよ。かぶはアブラナ科の植物で、白菜や菜の花の仲間なので、くさみが少なく食べやすいです。葉の部分は緑黄色野菜なので栄養たっぷりです。茹で加減によってシャキシャキした食感も味わえるのが嬉しいですね。

他の食材と合わせやすく美味しいかぶですが、栄養も満点なので、家庭料理に使わないなんてもったいないと思います。よくある食卓に出る料理なら、煮物やマリネ、一工夫するならクリーム煮や餡掛けにしても美味しいです。お肉と炒めても、くたくたになるまで煮込んでも美味しい。

かぶの食べ方をいくつかご紹介します。簡単、というか楽チンで栄養もほとんど逃さない、という点でおすすめなのはポタージュ。葉と一緒に煮込んでからミキサーにかけて、ポタージュに。バターとコンソメで普通の洋風ポタージュにしても美味しいですが、断然和風の味付けがおすすめ。お味噌でまろやかな味付けにするもよし、昆布出汁でかぶの優しい味わいを引き立たせるもよし。生姜を炒めてアクセントにすると、代謝を底上げしてくれる冬に嬉しいスープに。私の一押しは、本出汁と白味噌で味付けして、豆乳で煮立たせるレシピ。濃い味付けが好きな方には物足りないかもしれませんが、ほっと一息つける、心がほどけるような気持ちになれます。気分で生姜やミョウガ、ミツバを散らして香味をつけます。私はミツバが一押しです。ポタージュだけでもこんなにレパートリーができてしまうかぶ、万能です…☆

冷たいまま食べるなら、ゆず風味の浅漬けがおすすめ。さっぱりしておいしいですよ〜。ゆずが得意でない方は素の浅漬けをどうぞ。意外と手軽にできてしまうので、ちょっとしたおつまみが欲しいときにぜひ。

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